HEMSとIOT
2018年 06月 12日 (火)
こんにちは。
スタッフHです。
今日は最近、お客様から質問のあった「HEMS」と「IOT」について少しお話しをしたいと思います。
みなさんはHEMS(ヘムス)って聞かれたことはありますか?
HEMS(ヘムス)って何?と思われる方もまだまだ多いと思います。
HEMS(ヘムス)とは電気・水道・電気などのエネルギーの利用状況を「見える化」すると同時に、一元管理ができるシステムのことで
〈家のエネルギーを管理するシステム〉(Home Energy Management System)の頭文字をとって「HEMS」(ヘムス)と呼ばれています。
政府は、2030年までに全ての住宅に設置することを目指しています。
かんたんに言えば電気の「見える化」や「自動制御」のことです。
最近では「HEMS」というワードより「IOT」という言葉の方が多く耳にする事の方が多いと思います。
「HEMS」もこの「IOT」の一形態だと言えます。
・HEMSのメリットとデメリットについて
HEMSのメリットは大きく、家で消費されるエネルギーを
①「見える化」すること
②「自動制御すること」
③「ネットワーク化すること」などが挙げられます。
①「見える化」のメリット
HEMSは、エネルギーを見える化し、パソコン、スマホなどに表示させます。
HEMSでは、現在の使用状況、曜日や時間ごとの変化が分かります。
また、電気の消費量(kWh)だけでなく料金表示が可能で、部屋ごとの使用状況もチェックできるため省エネに積極的になれます。
②「自動制御」のメリット
HEMSの自動制御では、さまざまな条件や状況からエネルギーの使用量をコントロールします。
エアコンの温度設定、風量設定、電源管理を効率よく行って省エネを目指すことができます。
人がリモコンでエアコンの設定をすることも可能ですが、HEMSはもっと効率的にコントロールすることが可能なところがポイントです。
たとえば、時間帯によって設定温度を自動で変更したり、使用電力が30Aを上回ったときに特定の部屋のエアコンを停止させたりなどといった
さまざまな状況に応じて効率的なエネルギーコントロールをしてくれることにより省エネをしてくれるのです。
③「ネットワーク化」のメリット
HEMSでの電力のネットワーク化は他にもメリットがあります。
特定の端末を使って1階のリビングにいながらでも、2階の部屋のエアコンの電源を消すことができるのがHEMSの特徴です。
この機能は家の中だけではありません。
「出かけるときにOFFにし忘れたエアコンを、外出先からスマホで操作し電源を切る」といったことや、
帰宅した時に寒い思いをしないように「リビングのエアコンを前もってONにしておく」といったことも可能です。
□HEMSのデメリット
HEMSに対応した家電が必要(家電を新たに買い変えなければいけない)
※現在、日本の家電メーカーでは、ECHONET Liteという通信規格が標準化され、その規格に対応した家電が徐々に増えつつあります。
また世の中の流れもどんどん「IOT化」されて行くのでではないかと個人的には思っています。
これからの家づくりの1つのワードとして皆さんも情報収集されてみてはいかがでしょうか。
では、今日はこのへんで
次回もお楽しみに~。