住みやすい間取りと注意点!家づくりである失敗した間取り
2018年 08月 20日 (月)
みなさん、こんにちは働くパパママ応援住宅専門店フェイスフルホーム㈱のスタッフHです。
ここ2、3日は少し暑さがマシなように思いますね
でも、台風19号、20号と続けて日本列島に近づいてくるみたいですので万全の台風対策をしておきましょうね。
お家で出来る台風対策については以前、ブログにも書きましたのでバックナンバーで見てみてください
今日は間取りについてのお話をしようと思います。
注文住宅を建てるときに、よく考えた間取りのはずなのに、いざ暮らしてみると不便な所や改善点が色々出てくるのが間取りの難しさです。
家づくりをする時に間取りの失敗例を知ってるのと、知らないとでは大きく変わってきますよね。
そこで間取りについてよくある失敗をいくつかあげてみたいと思います。
1.【欲しかった吹き抜け、でも冷暖房が効きにくい】
吹き抜けがある家は素敵ですね。
吹き抜けが有るだけで部屋がとても広く感じるし、なんといっても開放感があります。
しかし、吹き抜けは文字通り風が吹き抜けていきますので、住宅性能の悪い(低い)お家では
気密性能、断熱性能が低いので空調の効きが悪くて特に暖房は効きにくくなります。
それは、温められた空気は上に溜まるという性質があるためです。
住宅性能が悪い(低い)お家ではエアコンでかなり電気代がかかってしまうでしょう。
暖房が効かなくて寒い…という失敗は吹き抜けのせいではなく「住宅性能」の選択ミスです。
つまり、初期費用が少し高くなったとしても家全体の熱が逃げにくいお家を建てる事が
ランニングコストを抑える事が出来て夏は涼しく冬は暖かい高性能住宅を選ぶべきだった
ということになります。※建築会社によっては太陽光発電を使用するので電気代はかからないと言って床暖房を勧める会社もあるようですが
個人的には世界の国々や国が向かっている省エネの考え方からは遠ざかった考え方だと言えます。※あくまで個人的見解です。
間取りは見た目や暮らし易さだけでなくて経済的(生涯コスト)や生活環境的な点からも考えるのがベストと言えます。
2.【客間を作ったけれど、実際には物置に】
玄関を入って、左右に分かれて居間と客間があるという間取りは大変多いです。
もちろん、長年使われている間取りですから便利で効率的でもあります。
しかし、その空間がご家庭や自分の生活スタイルと合っていなかったらまさにその空間は無用の長物となってしまいます。
誰を中心に間取りを考えるかがとても重要です。
来客の頻度が多い家ならば、客間は必要であり重要な空間になるしょう。
年に一度来るか来ないかの来客のために、客間を作っておくことをどう考えるか。
客間は普段どう使う事が出来るかなど、その選択はご家族でじっくりと相談して決めましょう。
玄関を入って左右に分かれる間取りの場合どうしても居間が狭くなってしまう傾向があります。
違った視点で考えるとそれは玄関を入ってすぐに階段が見えやすい間取りとも言えます。
最近では階段を見せると言う考え方も多く存在しますので決して悪いという事ではありません。
広い家は建てたいけれど、購入できる土地の広さにはどうしても限界があります。
決まった広さの中で間取りは、できれば家族のためのスペースを広く取りたいものです。
家族にとって、何が重要か考えて間取りは考えてみましょう。
3.【家族が増えてトイレ渋滞が発生】
皆さんは注文住宅を建てようと考える時は、いつの頃のことでしょうか?
・子供が生まれたから、小学校に入学前には新築に住みたい。(転校はかわいそう)
・同居することになったので二世帯住宅を建てることにした。(そのほうが安心)
・子供が中学生、高校生になって借家では手狭になった。(プライベートな空間が必要)
など、家庭環境が様々変わる時期が多いですよね。
よくある失敗は建築する時期のことだけを考えた間取りにしてしまう事なんです。
トイレの渋滞などはその典型ではないでしょうか。
オムツをしている赤ちゃんもすぐに1人でトイレに行くようになります。
新たに家族が増えることもあるでしょう。
高校生だった子供も成人して結婚、同居を希望するかもしれません。
そうなった時、トイレは1つで足りますか?洗面所も手狭になっていませんか?
少し未来のことも考えた間取りが、失敗を生みにくくするのです。
4.子供との交流がしにくくなった
ハイツなどの借家では狭い分、家族が密に関わり合うことで、子供との距離が近く感じます。
戸建てを考えた時、やはり子供には個室を与えることが多いです。
そうなった場合、子供は次第に個室にこもりがちになります。
居間と階段が結合していない間取りの場合、玄関からすぐ階段を上がって部屋に入ってしまって子供の様子が分かりにくくなってしまうこともあります。
子供と自然にコミュニケーションが自然と図れるような間取りをオススメします。
個室でありながらも、子供の息づかいが感じられるような工夫であったり、
居間を通らないと各部屋に入れない間取りの採用など、色々と考えられます。
せっかく家を建てたのに、家族との交流が希薄になってしまったなんて寂しいので。
楽しく交流しやすい間取りを考えてみるのも。、すごく良いことだと思いますよ。
5.色々考えたはずなのになんか狭く感じる
あれもこれもと思いや理想を詰め込み過ぎると、実際に住んでみると狭く感じてしまいます。
原因は図面と現物の感覚の違いです。
図面はあくまでも平面なので、完成のイメージが掴みにくく、広く感じやすいのです。
ちょっとムダかなと思えるくらいの間取りの方が、開放感のある暮らしができるでしょう。
新築時には家具がないので家具を置いてしまったら、更に狭く感じるということもあります。
家具を配置した時狭そうな場所の幅などを、実際に住んでいる部屋に当てて調べてみましょう。
イメージの中の1メートルと、実際の1メートルは違うかもしれません。
家族で間取りを楽しむように、ちょっと余裕を持った間取りを考えて、試してみましょう。
最後に間取りは家族の生活スタイルや考え方によっても大きく変化するものです。
その間取り、独りよがりになっていないか間取りを考えながら、家族のあり方について
一度思いを馳せてみるときっと素敵な間取りが浮かんでくるはずです。
家づくりの際は参考にしてみてください。
では、今日はこの辺で~