住宅の外観に関するお話
2018年 07月 30日 (月)
皆さんこんにちは!働くパパママ応援住宅専門店のフェイスフルホーム㈱のスタッフHです。
連日の猛暑で少し夏バテ気味です。
学生さんは炎天下の中でクラブ活動や自主練に励んでいるのに・・・
さて、今日は家づくりの一つの顔である外観に関係するお話しを少ししたいと思います。
その中でもお話するズのは、ズバリ内容は軒についてです。
軒と言えば、最近は軒の短い家(軒ゼロなどと言われたりもする)が多いような気がします。
弊社も家の意匠的要素としても※①(下記に説明)パッシブデザイン的要素としても重要視している部分になります。
「外観でどちらがかっこ良いか」と質問されると好みもあるので「こちらです。」とはハッキリ言えないところもあります。
やはり軒は深いほうがかっこいいと感じる方もいらっしゃいますしフラットに近いほうがシャープでかっこいいと言われる方もいらっしゃいますので!
ただ、一つ言える事としていつも弊社では外観を決まる際にお話しさせて頂く事なのですが軒が深いことにはメリットが多いと言う事です。
例えば、軒が深いことによって、雨が外壁に当たりにくくなる事も一つです。
雨が当たらなくなることで外壁が汚れにくくなるので、これはメリットですね。
外を歩いているときなどに周りの家を気にして見てみてください。
軒の短い家が汚れていることが多いのに気づけると思います。
また、皆さんもご存知とは思いますが太陽高度(太陽の高さ)は季節によって移り変わります。
当然、地域によっても違ってはきます。(※風は卓越風と言って地域、季節によって風向きが変わります)
その地域の太陽高度にあった軒の深さにする事によりより快適に夏に涼しく、冬に温かく過ごす家づくりを可能にできます。
それは、地域にあった適切な軒(深い軒)が夏の熱い日差しを室内に入ってくるのを防いでくれるからです。
そして、冬には、太陽高度が下がってくるので太陽光の入る角度が低くなり今度は部屋に太陽光が入るので、
温かい日差しを室内に取り込むことが可能になり快適な空間となります。
こういった作用があるため、夏に涼しく、冬に温かいお部屋にする家づくりが可能になるんですね。
皆さんも家づくりの際は軒の浅い家も良いとは思いますがどこにどのように建てるかによっては軒のでを深くしたほうが
より快適な家づくりになる可能性は大なので是非参考にしてみては如何でしょうか!
でも、あんまり深くし過ぎると、構造上荷重に耐えれなくて、中間で柱を立てたくないって言う方でも
立てないといけなくなったりもしますのでそういう方は注意が必要ですよぉ。
どんな事でもそうですがほどほどが肝心と言う事ですかね。
それではまた~
※①パッシブデザインのパッシブとは、
「受動性の、受身な、消極的な」という意味です。
パッシブの反対語としては、アクティブになります。「自分から進んで働きかける。活動的。積極的。能動的。」を意味しています。
パッシブデザインとは、すなわち「受身なデザイン」という意味になります。
これは、建物の温熱環境の整え方をイメージしていると理解できます。
建物の温熱環境を整えるには、通常、ストーブやエアコンのように、温度を上げる(あるいは下げる)設備を動かします。
建物の利用者が、自ら進んで設備を動かすことは、「アクティブ」と捉えられます。
建物が日射などの太陽エネルギーを始めとした自然から発生したエネルギーを得ることは、ストーブやエアコンなどの設備を稼働することに比較して「受動的・受身」と捉えています。
すなわち、パッシブデザインとは、機械的な手法によらず、建築的に自然エネルギーをコントロールすることで、建物の温熱環境を整えようとする手法。