フェイスフルホーム|兵庫県たつの市

スタッフブログ

すぐできる地震対策

2018年 06月 20日 (水)

こんにちは スタッフHです。

梅雨の真只中でムシムシして疲れが取れない今日この頃です。

先日の地震の震源に近い方は地盤も緩んでいるので心配されている事と思います。

さて、皆さんもご存知の通り日本は地震大国です。

先程も触れましたが先日発生しました大阪の地震など

最近は特に身近に感じるようになってきました。

一度発生すると公共交通機関は乱れ、電気、水道などインフラにも影響してきます。

また、地震被害では、本当に目を覆いたくなるような犠牲も発生してしまいました。

私も子を持つ親の一人として本当に悲しい気持ちになりました。

 

そう言った事もあり今日は地震に関わる話を少ししたいと思います。

 

日本では、家づくりにおいて、防災を考えないわけにはいきません。

住宅そのものの耐震化(耐震等級)はもちろん重要ですが、

インテリアなど身の回りの物の工夫によって、

災害時の被害を最小限にしたり

避難生活を送る上での負担を

減らすための工夫をすることは可能です

防災対策として身の回りでできる

インテリア関係について少し考えてみましょう。

 

避難動線を確保する

生活動線は、普段の生活の快適さをつくる上で

とても大切ですが、特に防災の観点からは、

避難動線を考えた上での生活動線が何よりも重要と思います。

まずは、何か突発的な事象が起きたときに

スムーズに逃げられるルートを確保すること。

自分が避難するときに使う非難ルートが

モノで塞がってしまっているのはとても危険です。

普段から、動線となるルート上の空間には

モノを置かないことが鉄則と言えますね。

 

収納はビルトイン(造り付け)が望ましい。

避難動線をしっかりと確保するために重要になるのが、収納です。

収納は基本、ビルトイン(造り付け)で、

たっぷりととっておけば、しっかり収納ができ、

地震時にも倒れてくることもなく安全です。

光をとりいれる設計も必要

夜間に災害がおきた場合など

停電になると家の中のあかりや、

街頭なども消えるので、とても動きづらく、

二次的な事故につながってしまう可能性があります。

そこで、被災時に光が確保できる

設計が重要になってくるのです。

家全体にどれだけ自然光

上手にとりこめるか、が設計の鍵となります。

家の中に閉鎖的なスペースがある場合などは

蓄電式照明(懐中電灯)など、災害時に

使える照明を設置しておくことも一つですね。

照明は軽いものを選ぶべき

照明器具も可能な限り防災を考えて選びたいものです。

吹抜けや応接間にはどうしても

華やかな照明を飾りたくなりますが、

地震で落下する危険は避けられませんので

ガラス製のものは避けたほうが良いです。

ガラス製のものは壊れた破片などがケガのもとになります。

そこで、樹脂などの軽量素材のものを選ぶのがおすすめです。

床にはラグやカーペットなどで落下物の破損を防止する。

硬い石材や木材の床の場合は、落下物が割れる危険があるため、

モノが落ちそうなところにはカーペットや

ラグを敷いておくのも対策の一つになります。

特に、睡眠中は災害が起こってもとっさには

なかなか動けないので、人の動線となるエリアだけでも

敷物を置くと効果があるようです。

非常食や防災用品は使いながら備蓄を心掛ける

非常時に必要な水や食料品、日用品の備蓄も重要です。

災害に備えて最低限の備蓄はしっかりとしておきたいものです。

理想的にはパントリーを設置して非常食や水、飲料、

日用品を収納し、賞味期限が近くなってくると

適宜に消費しながら新しいものを

補充する事の必要があります。

非常時に使いやすいトイレとは

非常時に、被災者の衛生状態を左右するのが、トイレです。

断水のときは、タンクレストイレより

ウォータータンク型のほうが流しやすかった

という話しも聞いたことがあります。

近年はデザイン性の観点からタンクレストイレが

人気を集めていますが、防災の観点で考えれば

トイレが2ヶ所あるならどちらかは

ウォータータンク型を取入れたほうが良いと思います。

 

出来ることなら起こって欲しくない災害ですが

南海トラフなどの情報を知ると最悪の事態

想定しておくことも家族を守るために必要不可欠と思う今日この頃です。

 

まさに、『備えあれば憂いなし』と言うのが結論になってしまいますね。

ではまた~

 

HEMSとIOT

2018年 06月 12日 (火)

こんにちは。

スタッフHです。

今日は最近、お客様から質問のあった「HEMS」と「IOT」について少しお話しをしたいと思います。

みなさんはHEMS(ヘムス)って聞かれたことはありますか?

HEMS(ヘムス)って何?と思われる方もまだまだ多いと思います。

HEMS(ヘムス)とは電気・水道・電気などのエネルギーの利用状況を「見える化」すると同時に、一元管理ができるシステムのことで

〈家のエネルギーを管理するシステム〉(Home Energy Management System)の頭文字をとって「HEMS」(ヘムス)と呼ばれています。

政府は、2030年までに全ての住宅に設置することを目指しています。

かんたんに言えば電気の「見える化」や「自動制御」のことです。

最近では「HEMS」というワードより「IOT」という言葉の方が多く耳にする事の方が多いと思います。

HEMS」もこの「IOT」の一形態だと言えます。

 

・HEMSのメリットとデメリットについて

HEMSのメリットは大きく、家で消費されるエネルギーを

「見える化」すること

②「自動制御すること」

③「ネットワーク化すること」などが挙げられます。

①「見える化」のメリット

HEMSは、エネルギーを見える化し、パソコン、スマホなどに表示させます。

HEMSでは、現在の使用状況、曜日や時間ごとの変化が分かります。

また、電気の消費量(kWh)だけでなく料金表示が可能で、部屋ごとの使用状況もチェックできるため省エネに積極的になれます。

②「自動制御」のメリット

HEMSの自動制御では、さまざまな条件や状況からエネルギーの使用量をコントロールします。

エアコンの温度設定、風量設定、電源管理を効率よく行って省エネを目指すことができます。

人がリモコンでエアコンの設定をすることも可能ですが、HEMSはもっと効率的にコントロールすることが可能なところがポイントです。

たとえば、時間帯によって設定温度を自動で変更したり、使用電力が30Aを上回ったときに特定の部屋のエアコンを停止させたりなどといった

さまざまな状況に応じて効率的なエネルギーコントロールをしてくれることにより省エネをしてくれるのです。

③「ネットワーク化」のメリット

HEMSでの電力のネットワーク化は他にもメリットがあります。

特定の端末を使って1階のリビングにいながらでも、階の部屋のエアコンの電源を消すことができるのがHEMSの特徴です。

この機能は家の中だけではありません。

「出かけるときにOFFにし忘れたエアコンを、外出先からスマホで操作し電源を切る」といったことや、

帰宅した時に寒い思いをしないように「リビングのエアコンを前もってONにしておく」といったことも可能です。

□HEMSのデメリット

HEMSに対応した家電が必要(家電を新たに買い変えなければいけない)

※現在、日本の家電メーカーでは、ECHONET Liteという通信規格が標準化され、その規格に対応した家電が徐々に増えつつあります。

また世の中の流れもどんどん「IOT化」されて行くのでではないかと個人的には思っています。

これからの家づくりの1つのワードとして皆さんも情報収集されてみてはいかがでしょうか。

では、今日はこのへんで

次回もお楽しみに~。

省エネルギー住宅でもっと「幸せ」になる家づくり

2018年 06月 01日 (金)

こんにちは!スタッフHです。

日曜日まで梅雨入り前の貴重な晴れなので洗濯や掃除やお出かけに有効的に使いたいですね

さて、最近の住宅では高性能住宅と呼ばれる住宅が沢山ありますが、高性能とは言えそれぞれの

住宅にはその性能に差(性能値の差)があり、それにより品質も変わってくると思います。

当然、基準が定められており、その基準を満たした住宅が高性能住宅と呼ぶにふさわしいのですが、

悲しいことに会社によっては曖昧な基準値しかない会社が存在するのも事実です。

また、一般的に省エネ住宅と言う、一言だけで販売されている住宅も少なからず存在します。

今日はまず、省エネ住宅について知っておいて欲しい事について少しお話ししたいと思います。

住宅を省エネルギー化することは暮らしに様々なメリットがあり快適で経済的な暮らしを続けるためにも必要不可欠ではないかと私は思います。

まず、省エネルギー住宅にも基準があるわけですが「改正省エネ基準」として2012年に改正(2020年に義務化)されました。

いったいどういった基準なのか、またどのように改正されたのかについて、ますは紹介したいと思います。

改正のポイントを一言でいうと、断熱性の基準に加え新しく「住宅で使う設備のエネルギー消費量」が基準化された点です。

省エネ基準が初めて制定された40年前に比べ現代の日本人の暮らしは格段に向上し、家庭でのエネルギー消費量も2倍以上になっています。

内訳については冷暖房での消費が最も大きいと思われがちですが、実際は給湯や家電等が大きな割合を占めています。

建物を断熱して冷暖房エネルギーを節約するだけでは省エネルギー効果は限定的となる為、

家庭で使用するエネルギー全般に対して基準値を設けることになりました。

あと外皮(建物の外側部分)の基準については、冬を想定した断熱性の基準と夏を想定した日射遮蔽性の基準の二本立てですが、

こちらは平成11年基準と同じになります。ただ、計算式が少し変わり、これまでは熱の損失量や日射熱の取得量を

建物の床面積当たりで評価していましたが、建物の外皮総面積当たりで評価することになりました。

これは、建物の規模や形状によっての有利不利がないようにしたものです。

求められる断熱性などの基準はこれまでと同じです。

では、エネルギー使用量を一律に評価するには、どのようにされているかです。

そもそもエネルギーには化石燃料、原子力燃料、水力、太陽光などから得られる一次エネルギー

これらを変換、加工して電気、灯油、都市ガス等として得られる二次エネルギーがありますが建築物では二次エネルギーが使用されています。

それぞれが異なる単位(kwhL、㎥等)で使用されていますがそれを一次エネルギー消費量に換算することにより

建築物の総エネルギー消費量として同じ単位(MJ、GJ)で求めることができます。

省エネルギーの基準は日本一律と言う訳ではありません。

日本と言う国は皆さんもご存知の通り、縦に細長いので地域の気候や特徴を反映するために8つの地域に分け、

各地域ごとに外皮の断熱性の基準、日射遮蔽性の基準があり、断熱性能の基準はUA(ユーエー)値と言って

建物から逃げ出す熱の上限値を定めています。

日射遮蔽性能の基準はηA(イータエー)値と言って、建物に入り込む日射熱の上限値が定められています。

弊社のある兵庫県たつの市は6地域ですがとなりの相生市からは5地域となります。

このような基準に適合すれば税制の優遇措置やローン金利引き下げなどのメリットがあります。

しかし、「改正省エネ基準」の住宅性能は世界的に見た場合はどうなのか気になりますよね。

世界的に省エネが進んでいると言われるドイツと比べた場合、数値でその差を見てみると

日本の「改定省エネ基準」のQ値は2.7以下と定めているのに対してドイツでは2.7倍のQ値1.0以下です。

C値にいたっては「改定省エネ基準」から削除されましたが、その前の「次世代省エネ5.0以下」

で見てみると25倍のC値0.2以下に定められています。

余談ですが、「改定省エネ基準」から削除されたC値(気密性能)が重要視されないのか。

「隙間相当面積C値は完成後に測らないと分からない」ので役人からすれば「図面でチェック出来ないと困る」、

大工からすれば「いちいち計測なんてやってられない」と言う理由で削除されたと言われています。

ですので「改定省エネ基準」をクリアした住宅が本当の省エネ住宅と言えるかといえば疑問ですし世界的にみれば

数値的にかなりレベルの低い数値の基準と言えます。

技術や工法ではなく「考え方」が世界の家作りから30年遅れていると言われているようです。

先程、話したC値の数値が大きく影響すると言われている「ヒートショック」について言えば省エネ先進国のドイツと比べると

日本は17倍で交通事故の死亡者数の数倍も多いのです。

なんと65歳以上の溺死者が100人を超える国の65歳以上溺死死亡率では入浴中急死で日本はダントツのワースト1なのです。

なので、個人的な見解にはなりますが「改正省エネ基準」以上のドイツの家くりに近いた「ZEH(ゼロエネ)住宅」が

これからのくりに必要ではないか思います。

2020年に義務化になる基準」だから安心で安全で最良の家ではなく、健康面からも「改正省エネ基準」以上の住宅性能がすごく大切だと思います。

国もそのことを認識しているので2030年には「改定省エネ基準」以上の性能の「ZEH(ゼロエネ)住宅」の義務化を目標にしています。

弊社でもより性能の高い家くりをお手伝いするために、LIXILのSW工法を採用しております。

※直近のSW工法の性能値:UA値(外皮平均熱貫流率)は0.45、Q値(熱損失量)は1.62、C値(隙間相当面積)は0.26でした。

是非、皆さんも大切なご家族と暮らす安心・安全・快適な家くりのために参考にしてみてくださいね。

では、また~~

 

 

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